28PM160|第28回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第28回午後(科目未分類)
施灸後早期に貪食能の活性が亢進すると考えられるのはどれか。
解答・解説を見る
正解: 2
正答
2
この問題のポイント
施灸後の炎症反応の時間経過を問う問題です。
炎症の場に最初に集まる細胞はどれかを考えます。
解説
施灸による熱刺激で組織が傷害されると、急性炎症が起こります。急性炎症の早期に最初に遊走してくるのが好中球です。好中球は血管から組織へ遊走し、細菌や壊死組織を貪食して処理します。
その後、時間が経つにつれてマクロファージが主役となり、残った壊死組織や好中球の死骸を貪食し、成長因子を放出して修復を促します。したがって施灸後早期に貪食能が高まるのは好中球です。
線維芽細胞は修復期に増殖して膠原線維を産生する細胞で、貪食は行いません。
T細胞は細胞性免疫を担うリンパ球で、貪食能をもつ細胞ではありません。
選択肢の確認
1.T細胞
誤り。細胞性免疫を担いますが、貪食能はもちません。
2.好中球
正しい。急性炎症の早期に集まり、貪食を行います。
3.線維芽細胞
誤り。修復期に膠原線維を産生する細胞です。
4.マクロファージ
誤り。貪食を行いますが、好中球より遅れて主役となります。
覚えるポイント
- 急性炎症の細胞の順序=好中球→マクロファージ→リンパ球・線維芽細胞。
- 貪食能をもつのは好中球、マクロファージ、樹状細胞。
- 炎症の四徴=発赤、腫脹、熱感、疼痛(+機能障害)。
- 施灸の局所反応は、この炎症と修復の過程として理解できる。