28PM88|第28回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第28回午後(科目未分類)
大腿骨頸部骨折について正しいのはどれか。
解答・解説を見る
正解: 2
正答
2
この問題のポイント
大腿骨頸部骨折の受傷機転、予後、治療方針を問う問題です。
高齢者に多い骨折であり、寝たきりを防ぐために何が重要かという視点で考えます。
解説
大腿骨頸部骨折は、骨粗鬆症のある高齢者が転倒して受傷することが最も多く、交通事故によるものではありません。
この骨折は、寝たきりの主要な原因の一つです。長期臥床により廃用症候群、肺炎、褥瘡、認知機能低下が進み、受傷前の生活に戻れなくなる例が多いためです。介護が必要となる原因として重要な位置を占めます。
そのため治療は、全身状態が許せばできるだけ早期に手術を行い、早期離床を図るのが原則です。安静期間をおくことは合併症を増やすため推奨されません。
術後も、内固定や人工骨頭置換の方法に応じて早期から荷重訓練を進めるのが一般的です。8週以降まで待つことは通常ありません。
選択肢の確認
1.交通事故による受傷が最も多い。
誤り。高齢者の転倒による受傷が最も多くなります。
2.寝たきりの原因となることが多い。
正しい。長期臥床から廃用が進み、要介護状態の主要な原因となります。
3.安静期間をおいて手術を行うことが推奨される。
誤り。全身状態が許せば早期手術が推奨されます。
4.術後8週以降で荷重訓練を開始することが多い。
誤り。術式に応じて早期から荷重訓練を進めます。
覚えるポイント
- 大腿骨頸部骨折=高齢者の転倒が主因、骨粗鬆症が背景。
- 早期手術・早期離床が原則。
- 合併症=廃用症候群、肺炎、褥瘡、深部静脈血栓症、認知機能低下。
- 高齢者の四大骨折=大腿骨頸部、椎体圧迫、橈骨遠位端、上腕骨近位端。