28PM96|第28回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第28回午後(科目未分類)
「36歳の男性。主訴は咳嗽。水様の鼻汁を伴い、息切れ、倦怠感も訴える。脈は弱。」最もみられる汗の状態はどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
肺気虚の症状から、汗の異常の種類を判断する問題です。
36歳男性、咳嗽、水様の鼻汁、息切れ、倦怠感、脈は弱、という所見をまとめて考えます。
解説
咳嗽と水様の鼻汁は肺の症状、息切れと倦怠感は気虚の症状、脈が弱いことも気虚を裏づけます。全体として肺気虚の病証と考えられます。
肺気が虚すると、体表を守る衛気の働きが弱まり、腠理(皮膚のきめ)の開闔が調節できなくなります。その結果、日中に動くと汗が出やすくなり、少し動いただけで汗をかく自汗が生じます。気虚に伴う代表的な汗の異常です。
**盗汗(寝汗)**は、眠っている間に汗が出て目覚めると止まるもので、陰虚でみられます。
大汗は大量の発汗で、実熱や陽明経の熱盛などでみられます。
**絶汗(脱汗)**は生命の危機に瀕した状態で、冷たい汗が止まらないものです。
選択肢の確認
1.自汗
正しい。気虚により衛気が体表を固めきれず、日中に汗が出やすくなります。
2.盗汗
誤り。睡眠中の発汗で、陰虚の代表的な所見です。
3.大汗
誤り。実熱による大量発汗であり、この病証には合いません。
4.絶汗
誤り。危篤時にみられる冷汗で、この症例の状態とは異なります。
覚えるポイント
- 自汗=気虚・陽虚、日中に動くと出る。
- 盗汗=陰虚、睡眠中に出て覚醒すると止まる。
- 肺気虚=咳嗽、息切れ、少気、自汗、易感冒、脈弱。
- 衛気は体表を守り、腠理の開闔を調節する。