28PM98|第28回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第28回午後(科目未分類)
虚証で最もみられるのはどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
虚証と実証を弁別する問題です。
不足によって起こる症状か、邪の勢いによって起こる症状かで見分けます。
解説
脱肛は、直腸が肛門から脱出する状態で、東洋医学では中気下陥として理解されます。脾気が虚して臓器を持ち上げる力(昇挙)が弱まるために起こり、**気虚(虚証)**の代表的な所見です。同じ機序で胃下垂や子宮脱、慢性の下痢も生じます。
拒按は、腹部などを押されるのを嫌がる状態で、邪が実している実証の所見です。虚証では押されると楽になる喜按がみられます。
滑脈は、玉が転がるように滑らかで力のある脈で、痰湿、食滞、実熱などの実証でみられます(妊娠時にもみられます)。
口苦は胆熱や肝胆の湿熱を示す実証寄りの所見です。
選択肢の確認
1.脱肛
正しい。中気下陥による所見で、気虚(虚証)を示します。
2.拒按
誤り。押されるのを嫌がるのは実証の所見です。
3.滑脈
誤り。痰湿や食滞など実証でみられる脈です。
4.口苦
誤り。胆熱や肝胆湿熱を示す所見です。
覚えるポイント
- 虚証=喜按、脱肛や内臓下垂(中気下陥)、細脈・弱脈、無力。
- 実証=拒按、滑脈・弦脈・実脈、有力、疼痛が激しい。
- 中気下陥=脾気虚が進み、昇挙の力が失われた状態。
- 押して楽か嫌がるか(喜按と拒按)は虚実弁別の重要な手がかり。