28PM99|第28回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第28回午後(科目未分類)
「54歳の女性。主訴は肩こり。2週間前に感冒にかかり咳が強く出た。現在も透明な鼻汁が出て痰が多い。」患者の病証で最もみられる舌所見はどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
痰湿の病証に伴う舌所見を選ぶ問題です。
54歳女性、2週間前の感冒、強い咳、現在も透明な鼻汁と多い痰、という経過から病証を推定します。
解説
透明(白色)の鼻汁と痰が多いという所見は、体内に痰湿がたまっている状態を示します。感冒の後に肺の宣発粛降が失調し、水湿が停滞して痰となったものと考えられます。
痰湿があるときの舌所見は、膩苔(べっとりと厚く、粒子が細かく密でこすっても取れにくい苔)です。湿や痰の停滞を反映する代表的な所見で、湿熱では黄膩苔、寒湿では白膩苔となります。
燥苔は乾いた苔で、津液の不足や熱による傷津を示します。
黄苔は熱証を示し、この症例の透明な鼻汁という寒性の所見とは合いません。
剥落苔は苔が部分的にはがれた状態で、胃気や胃陰の損傷を示します。
選択肢の確認
1.膩苔
正しい。痰湿の停滞を示す代表的な舌苔で、痰が多い状態に合致します。
2.燥苔
誤り。津液不足や熱による乾燥を示します。
3.黄苔
誤り。熱証を示す苔で、透明な鼻汁という所見と合いません。
4.剥落苔
誤り。胃気や胃陰の損傷を示す所見です。
覚えるポイント
- 膩苔=痰湿の停滞、白膩苔は寒湿、黄膩苔は湿熱。
- 燥苔=津液不足、黄苔=熱証、白苔=表証や寒証。
- 剥落苔=胃気・胃陰の損傷。
- 分泌物の色(透明か黄色か)は寒熱の判断材料になる。