29AM35|第29回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第29回午前(科目未分類)
出血性梗塞を最も起こしやすい臓器はどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
**出血性梗塞(赤色梗塞)**が起こりやすい臓器を問う問題です。
血液の供給経路が一本か二本か、組織が密か疎かで判断します。
解説
出血性梗塞は、梗塞部に血液が流れ込んで出血を伴う梗塞です。起こりやすいのは、二重の血液供給がある臓器、または組織が疎で血液が流入しやすい臓器、そして静脈の閉塞による梗塞の場合です。
小腸は、腸間膜動脈からの血流に加え、豊富な血管吻合をもち、組織も比較的疎です。腸間膜血管の閉塞や腸捻転による血流障害では、周囲から血液が流れ込んで出血性梗塞となり、腸管が暗赤色に変化します。同様の理由で肺も出血性梗塞を起こしやすい代表的な臓器です。
これに対し、腎臓、心臓、脾臓は終動脈支配で吻合が乏しく、組織も密であるため、梗塞部は血液の乏しい**貧血性梗塞(白色梗塞)**となります。
選択肢の確認
1.腎臓
誤り。終動脈支配であり、貧血性梗塞を起こします。
2.小腸
正しい。血管吻合が豊富で組織も疎なため、出血性梗塞を起こしやすくなります。
3.心臓
誤り。冠状動脈は終動脈に近く、貧血性梗塞となります。
4.脾臓
誤り。終動脈支配であり、貧血性梗塞となります。
覚えるポイント
- 出血性梗塞(赤色梗塞)=肺、小腸(二重支配または疎な組織)。
- 貧血性梗塞(白色梗塞)=心臓、腎臓、脾臓、脳(終動脈支配)。
- 終動脈は吻合をもたないため、閉塞するとその領域が壊死する。
- 静脈閉塞やうっ血を背景とする梗塞も出血性になりやすい。