29AM37|第29回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第29回午前(科目未分類)
日和見感染症はどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
日和見感染症の定義を問う問題です。
病原体の強さではなく、宿主の抵抗力に着目する概念であることを理解しているかが問われます。
解説
日和見感染症は、健康な人には通常は病気を起こさない弱毒菌や常在菌が、宿主の抵抗力が落ちたときに感染症を起こすものです。
宿主側の要因としては、高齢、糖尿病、悪性腫瘍、後天性免疫不全症候群、副腎皮質ステロイド薬や抗癌薬の使用、広範囲熱傷、長期の中心静脈カテーテル留置などがあります。
代表的な起因菌・病原体には、緑膿菌、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌、セラチア、カンジダ、アスペルギルス、ニューモシスチス、サイトメガロウイルスなどがあります。
強毒菌感染症は、健康な人でも発症する病原性の強い菌によるものです。新興感染症は近年新たに出現した感染症を指し、伝染性感染症は人から人へ伝播する感染症を指す言葉で、いずれも日和見感染の概念とは異なります。
選択肢の確認
1.強毒菌感染症
誤り。健康な人にも感染症を起こす病原性の強い菌による感染です。
2.常在菌感染症
正しい。通常は無害な常在菌や弱毒菌が、抵抗力の低下によって感染症を起こすものです。
3.新興感染症
誤り。近年新たに出現した感染症を指す概念です。
4.伝染性感染症
誤り。人から人へ伝播する感染症を指す言葉です。
覚えるポイント
- 日和見感染=宿主の抵抗力低下により、弱毒菌や常在菌が起こす感染。
- 代表的な病原体=緑膿菌、MRSA、カンジダ、アスペルギルス、ニューモシスチス。
- 宿主要因=高齢、糖尿病、悪性腫瘍、免疫抑制薬、広範囲熱傷。
- 院内感染対策として標準予防策が重要となる。