29AM39|第29回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第29回午前(科目未分類)
易感染性をきたさないのはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
易感染性(感染しやすい状態)の原因を問う問題です。
免疫力を低下させる要因と、その結果として起こる疾患を区別します。
解説
肺結核症は、結核菌に感染して発症する感染症そのものです。免疫力が低下した状態で発症しやすくなるという意味では、免疫低下の結果として起こる疾患であり、それ自体が易感染性をきたす原因とはいえません。したがって易感染性をきたさないものとして選ばれます。
高齢では、免疫機能の低下(免疫老化)、栄養状態の悪化、皮膚や粘膜のバリア機能の低下、嚥下機能の低下などにより感染しやすくなります。
糖尿病では、高血糖により好中球の遊走能と貪食能が低下し、末梢循環障害や神経障害も加わって感染しやすくなります。皮膚感染症、尿路感染症、歯周病、結核などが問題となります。
重度の熱傷では、皮膚という最大のバリアが失われるうえ、蛋白質の喪失や免疫機能の低下も加わり、著しく感染しやすくなります。
選択肢の確認
1.高齢
誤り(易感染性をきたす)。免疫機能とバリア機能の低下により感染しやすくなります。
2.糖尿病
誤り(易感染性をきたす)。好中球機能の低下と循環障害により感染しやすくなります。
3.肺結核症
正しい。免疫低下の結果として発症する感染症であり、易感染性の原因ではありません。
4.重度の熱傷
誤り(易感染性をきたす)。皮膚のバリアが失われ、著しく感染しやすくなります。
覚えるポイント
- 易感染性の要因=高齢、糖尿病、悪性腫瘍、免疫抑制薬、広範囲熱傷、低栄養、脾摘後。
- 糖尿病では好中球の遊走能と貪食能が低下する。
- 皮膚と粘膜は感染防御の第一線(物理的バリア)。
- 免疫低下者への施術では、感染対策をより厳重に行う。