29AM48|第29回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第29回午前(科目未分類)
黄疸をきたす疾患はどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
黄疸をきたす病態を問う問題です。
黄疸はビリルビンの増加によるもので、産生の増加、処理の障害、排泄の障害に分けられます。
解説
溶血性貧血では、赤血球が過剰に破壊されるため、ヘモグロビンの分解産物である間接ビリルビン(非抱合型)が大量に産生され、肝臓の処理能力を超えて血中に蓄積します。その結果、黄疸が生じます。これを溶血性黄疸といい、貧血、黄疸、脾腫が三徴となります。尿中ビリルビンは陰性で、便の色は濃くなります。
糖尿病、慢性心不全、脂質異常症は、いずれもビリルビンの代謝に直接影響する疾患ではなく、黄疸を典型的にきたす疾患ではありません。
なお黄疸は、産生増加による溶血性(肝前性)、肝細胞の障害による肝細胞性(肝性)、胆汁の流出障害による**閉塞性(肝後性)**に分けられます。眼球結膜の黄染で気づかれることが多く、血清総ビリルビンが基準を超えると顕性黄疸となります。
選択肢の確認
1.糖尿病
誤り。ビリルビン代謝に直接影響する疾患ではありません。
2.慢性心不全
誤り。うっ血肝により肝機能障害を伴うことはありますが、黄疸を代表する疾患ではありません。
3.脂質異常症
誤り。脂質の異常であり、ビリルビンの異常ではありません。
4.溶血性貧血
正しい。赤血球の破壊亢進により間接ビリルビンが増加し、黄疸をきたします。
覚えるポイント
- 黄疸の分類=溶血性(肝前性)、肝細胞性(肝性)、閉塞性(肝後性)。
- 溶血性=間接ビリルビン増加、尿中ビリルビン陰性、貧血と脾腫を伴う。
- 閉塞性=直接ビリルビン増加、灰白色便、濃い尿、皮膚掻痒。
- 黄疸は眼球結膜(白目)の黄染で気づかれやすい。