29AM51|第29回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第29回午前(科目未分類)
受傷直後の足関節捻挫に対するRICE処置について最も適切なのはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
RICE処置の内容を問う問題です。
四つの要素それぞれの具体的な方法と目的を確認します。
解説
RICE処置は、急性外傷に対する応急処置の基本で、次の四つからなります。
**R(Rest、安静)**は、患部を動かさず、必要に応じて固定して悪化を防ぐことです。
**I(Icing、冷却)**は、氷嚢などで患部を冷やし、疼痛、腫脹、内出血を抑えることです。
C(Compression、圧迫)は、弾性包帯などで損傷した靱帯部を適度に圧迫し、腫脹と内出血の拡大を抑えることです。足関節の内がえし捻挫では前距腓靱帯などの外側靱帯が損傷されるため、その部位を圧迫します。これが正しい記述です。
E(Elevation、挙上)は、患肢を心臓より高く上げて静脈還流を促し、腫脹を抑えることです。頭より高く上げる必要はありません。
ギプス包帯による固定は医師が診断のうえ行う治療であり、受傷直後の応急処置として行うものではありません。湿布の貼付は冷却の代わりにはならず、RICEの要素として挙げられるものではありません。
選択肢の確認
1.ギプス包帯を行う。
誤り。応急処置としてのRICEには含まれません。
2.湿布を患部に貼付する。
誤り。冷却(アイシング)の代用にはなりません。
3.損傷靱帯部を圧迫する。
正しい。圧迫により腫脹と内出血の拡大を抑えます。
4.患肢は頭より高く上げる。
誤り。挙上は心臓より高くすることが目的です。
覚えるポイント
- RICE=Rest(安静)、Icing(冷却)、Compression(圧迫)、Elevation(挙上)。
- 挙上は心臓より高く。
- 足関節捻挫で最も多いのは内がえしによる外側靱帯(前距腓靱帯)の損傷。
- 強い腫脹、変形、荷重不能では骨折を疑い、医療機関の受診を勧める。