29AM55|第29回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第29回午前(科目未分類)
小球性低色素性貧血をきたすのはどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
貧血の分類を、赤血球の大きさと色素量で区別する問題です。
平均赤血球容積(MCV)と平均赤血球血色素濃度から分類します。
解説
鉄欠乏性貧血では、ヘモグロビンの材料である鉄が不足するため、ヘモグロビンの合成が十分にできず、赤血球は**小さく(小球性)、色素が薄く(低色素性)**なります。したがって小球性低色素性貧血の代表です。
原因は、月経過多、消化管出血などの慢性の失血、鉄の摂取不足、吸収障害、需要の増加(成長期、妊娠)です。血清フェリチンの低下が特徴で、症状としてスプーン状爪、舌炎、口角炎、異食症がみられます。
溶血性貧血は正球性正色素性が基本で、網赤血球が増加します。
再生不良性貧血も正球性正色素性で、汎血球減少を示します。
巨赤芽球性貧血(ビタミンB12欠乏や葉酸欠乏)は、DNA合成障害により赤血球が大きくなる大球性貧血です。
選択肢の確認
1.溶血性貧血
誤り。正球性正色素性で、網赤血球が増加します。
2.鉄欠乏性貧血
正しい。ヘモグロビン合成障害により小球性低色素性となります。
3.再生不良性貧血
誤り。正球性正色素性で、汎血球減少を示します。
4.巨赤芽球性貧血
誤り。大球性貧血です。
覚えるポイント
- 小球性低色素性=鉄欠乏性貧血、鉄芽球性貧血、サラセミア。
- 正球性正色素性=溶血性貧血、再生不良性貧血、急性出血。
- 大球性=巨赤芽球性貧血(ビタミンB12欠乏、葉酸欠乏)。
- 成人男性の鉄欠乏性貧血では消化管出血の検索が重要。