29AM57|第29回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第29回午前(科目未分類)
腎疾患と所見の組合せで正しいのはどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
腎疾患の検査所見を対応させる問題です。
腎機能低下により何がたまり、何が失われるかを整理します。
解説
慢性腎不全では、糸球体ろ過量の低下によりリンの排泄が障害され、高リン血症をきたします。これに伴って活性型ビタミンDの産生が低下し、腸からのカルシウム吸収が減って低カルシウム血症となり、副甲状腺ホルモンの分泌が高まる二次性副甲状腺機能亢進症が起こります。これが腎性骨異栄養症の背景です。
急性糸球体腎炎では、ろ過量の低下と水・ナトリウムの貯留により、血尿、蛋白尿、浮腫とともに高血圧をきたします。低血圧ではありません。溶連菌感染後に発症することが多い疾患です。
急性腎不全では、酸の排泄が障害され不揮発性酸が蓄積するため、代謝性アシドーシスとなります。アルカローシスではありません。あわせて高カリウム血症が問題となります。
ネフローゼ症候群では、高度の蛋白尿と低アルブミン血症により肝臓でのリポ蛋白合成が高まり、高コレステロール血症をきたします。低下ではありません。
選択肢の確認
1.急性糸球体腎炎-低血圧
誤り。水とナトリウムの貯留により高血圧をきたします。
2.慢性腎不全-高リン血症
正しい。リンの排泄障害により高リン血症となります。
3.急性腎不全-代謝性アルカローシス
誤り。代謝性アシドーシスとなります。
4.ネフローゼ症候群-低コレステロール血症
誤り。高コレステロール血症をきたします。
覚えるポイント
- 慢性腎不全=高リン血症、低カルシウム血症、高カリウム血症、代謝性アシドーシス、腎性貧血。
- 急性糸球体腎炎=血尿、蛋白尿、浮腫、高血圧。
- ネフローゼ症候群=高度蛋白尿、低アルブミン血症、浮腫、高コレステロール血症。
- 腎不全では酸の排泄障害により代謝性アシドーシスとなる。