29AM60|第29回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第29回午前(科目未分類)
女性に多く発症するのはどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
内分泌疾患の性差を問う問題です。
自己免疫性の甲状腺疾患は女性に多い、という点が鍵になります。
解説
**橋本病(慢性甲状腺炎)**は、甲状腺に対する自己抗体により慢性の炎症が起こる自己免疫疾患で、中年女性に多く発症します。びまん性の甲状腺腫を示し、進行すると甲状腺機能低下症となり、寒がり、皮膚の乾燥、便秘、徐脈、体重増加、無気力などがみられます。抗サイログロブリン抗体や抗マイクロゾーム抗体が陽性となります。
なお、バセドウ病も女性に多い自己免疫性の甲状腺疾患です。自己免疫疾患は一般に女性に多い傾向があります。
尿崩症は、バソプレシンの分泌低下や作用不全により多尿と口渇をきたす疾患で、明らかな女性優位はありません。
先端巨大症は、成長ホルモン産生腫瘍による疾患で、性差は明らかではありません。
原発性アルドステロン症は、副腎からのアルドステロン過剰による高血圧と低カリウム血症をきたす疾患で、橋本病のような強い女性優位は示しません。
選択肢の確認
1.橋本病
正しい。自己免疫性の甲状腺疾患で、中年女性に多く発症します。
2.尿崩症
誤り。明らかな女性優位はありません。
3.先端巨大症
誤り。性差は明らかではありません。
4.原発性アルドステロン症
誤り。強い女性優位は示しません。
覚えるポイント
- 橋本病=自己免疫性、中年女性に多い、甲状腺機能低下症の原因。
- バセドウ病も女性に多い自己免疫性甲状腺疾患。
- 甲状腺機能低下症=寒がり、便秘、徐脈、体重増加、皮膚乾燥、眉毛外側の脱落。
- 自己免疫疾患は全般に女性に多い傾向がある。