29AM69|第29回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第29回午前(科目未分類)
非代償性肝硬変でみられる血液検査所見はどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
非代償性肝硬変の検査所見を問う問題です。
肝機能の低下と門脈圧亢進の二つの側面から考えます。
解説
肝硬変が進んで肝機能を代償できなくなった状態を非代償性肝硬変といい、黄疸、腹水、浮腫、肝性脳症、出血傾向などが現れます。
血小板減少は肝硬変の代表的な所見です。門脈圧が亢進して脾腫が生じ、脾臓で血球が過剰に破壊される脾機能亢進が起こるためです。また肝臓で産生されるトロンボポエチンの減少も関与します。血小板数の低下は肝線維化の進行を示す指標としても用いられます。
総ビリルビンは、肝細胞での処理と排泄が障害されるため上昇します。低下ではありません。
プロトロンビン時間は、凝固因子の産生が低下するため延長します。短縮ではありません。
アルブミンは肝臓で合成されるため、産生低下により低下します。上昇ではありません。低アルブミン血症は腹水や浮腫の原因になります。
選択肢の確認
1.総ビリルビン値低下
誤り。処理と排泄の障害により上昇します。
2.血小板減少
正しい。門脈圧亢進による脾腫と脾機能亢進などにより減少します。
3.プロトロンビン時間短縮
誤り。凝固因子の産生低下により延長します。
4.アルブミン値上昇
誤り。合成低下により低下します。
覚えるポイント
- 肝硬変=低アルブミン血症、プロトロンビン時間延長、高ビリルビン血症、血小板減少。
- 門脈圧亢進の所見=食道静脈瘤、脾腫、腹壁静脈怒張、腹水。
- 合併症=肝性脳症、食道静脈瘤破裂、肝細胞癌。
- 出血傾向があるため、施術では内出血に注意する。