29AM74|第29回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第29回午前(科目未分類)
失語症の分類で、自分の考えていることを言語でうまく表現できず、発話が非流暢的で、復唱も障害されるのはどれか。
解答・解説を見る
正解: 2
正答
2
この問題のポイント
失語症の分類を問う問題です。
流暢か非流暢か、理解は保たれるか、復唱はできるかの三点で分類します。
解説
運動性失語(ブローカ失語)は、前頭葉のブローカ野の障害により生じます。言いたいことは分かっているのに言葉として出せず、発話は努力性で非流暢となり、復唱も障害されます。一方、言語の理解は比較的保たれるため、患者は自分の話しにくさを自覚し、もどかしさを感じます。問題文の記述はこれにあたります。
感覚性失語(ウェルニッケ失語)は、側頭葉のウェルニッケ野の障害により生じます。発話は流暢ですが意味をなさない言葉が混じり(錯語)、理解が著しく障害され、復唱も障害されます。自分の障害に気づきにくいことも特徴です。
全失語は、発話も理解も重度に障害される最も重い型です。
伝導失語は、理解は保たれ発話も比較的流暢ですが、復唱が選択的に強く障害される型です。
選択肢の確認
1.全失語
誤り。発話も理解もともに重度に障害されます。
2.運動性失語
正しい。非流暢な発話と復唱障害があり、理解は比較的保たれます。
3.感覚性失語
誤り。発話は流暢ですが理解が著しく障害されます。
4.伝導失語
誤り。理解は良好で発話も比較的流暢ですが、復唱が選択的に障害されます。
覚えるポイント
- 運動性(ブローカ)失語=非流暢、復唱障害、理解は比較的良好、前頭葉。
- 感覚性(ウェルニッケ)失語=流暢だが錯語、理解障害、復唱障害、側頭葉。
- 伝導失語=復唱が選択的に障害される。
- 失語症は多くの場合、優位半球(多くは左)の障害で生じる。