29AM76|第29回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第29回午前(科目未分類)
脳血管障害における摂食嚥下障害について正しいのはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
脳血管障害後の摂食嚥下障害への対応を問う問題です。
誤嚥性肺炎をどう防ぐか、そして「むせ」がない誤嚥があることを理解しているかが問われます。
解説
口腔ケアは、口腔内の細菌数を減らし、唾液や食物とともに細菌が気道に入る量を減らすことで、誤嚥性肺炎の予防に有効です。あわせて口腔機能の維持や唾液分泌の促進にもつながります。したがってこの記述が正しくなります。
意識障害があるときは経口摂取を行いません。覚醒が不十分な状態では嚥下反射や咳反射が働かず、誤嚥の危険が非常に高くなります。まず意識状態の改善を待ち、覚醒を確認してから段階的に進めます。
嚥下機能は、脳血管障害後の時間経過とともに回復することがあります。訓練により改善する例も多く、回復しないと決めつけることはできません。
むせがなくても誤嚥は否定できません。咳反射が低下している場合、誤嚥しても咳が出ない不顕性誤嚥が起こります。高齢者や脳血管障害後の患者では特に注意が必要で、発熱や痰の増加が唯一の手がかりになることもあります。
選択肢の確認
1.意識障害があっても経口摂取は継続する。
誤り。誤嚥の危険が高く、意識状態が改善するまで経口摂取は行いません。
2.時間経過で回復することはない。
誤り。訓練や時間経過により改善することがあります。
3.口腔ケアは誤嚥性肺炎予防に有効である。
正しい。口腔内細菌を減らすことで肺炎の予防につながります。
4.むせなければ誤嚥は否定できる。
誤り。不顕性誤嚥があるため、むせの有無だけでは判断できません。
覚えるポイント
- 口腔ケアは誤嚥性肺炎の予防に有効。
- 不顕性誤嚥=むせを伴わない誤嚥。高齢者で問題となる。
- 意識障害があるときは経口摂取を行わない。
- 嚥下障害の評価には反復唾液嚥下テスト、水飲みテスト、嚥下造影検査などがある。