29PM101|第29回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第29回午後(科目未分類)
病証において虚実挟雑証でないのはどれか。
解答・解説を見る
正解: 1
正答
1
この問題のポイント
虚実挟雑証かどうかを見分ける問題です。
正気の不足(虚)と邪の存在(実)が同時にあるかどうかで判断します。
解説
風熱犯肺は、外から風熱の邪が肺を侵した病証で、発熱、悪風、咽の痛み、黄色い痰、脈浮数などがみられます。これは外邪という実のみによるもので、正気の不足を前提としない実証です。したがって虚実挟雑証ではありません。
心腎不交は、腎陰の不足(虚)により心火を制御できず、心火が亢進する(実)状態で、不眠、動悸、五心煩熱、腰膝のだるさがみられます。虚と実が併存します。
脾虚湿盛は、脾の運化が弱まる(虚)ことで水湿が停滞する(実)状態で、食欲不振、倦怠感とともに、浮腫、軟便、膩苔がみられます。
肝陽上亢は、肝腎の陰が不足する(虚)ことで肝陽を抑えられず上亢する(実)状態で、めまい、頭痛、耳鳴、いらだち、腰膝のだるさがみられます。
選択肢の確認
1.風熱犯肺
正しい。外邪による実証であり、虚実挟雑証ではありません。これが正答です。
2.心腎不交
誤り(虚実挟雑である)。腎陰虚と心火亢進が併存します。
3.脾虚湿盛
誤り(虚実挟雑である)。脾の虚と湿邪の実が併存します。
4.肝陽上亢
誤り(虚実挟雑である)。肝腎陰虚と肝陽の亢進が併存します。
覚えるポイント
- 虚実挟雑証=正気の不足と邪実が同時に存在する病証。
- 代表=心腎不交、脾虚湿盛、肝陽上亢、気虚血瘀。
- **外感病(風寒犯肺、風熱犯肺)**は基本的に実証。
- 治療は虚に補、実に瀉を組み合わせて行う。