29PM102第29回 はり師・きゅう師国家試験 過去問

過去問題(未分類)第29回午後(科目未分類)

次の文で示す経脈の病証はどれか。「48歳の女性。発汗、目尻から頬の痛みがあり、耳鳴りが続き耳が聞こえにくい。」

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正解: 4

正答

4

この問題のポイント

経脈病証の記載から該当する経脈を判断する問題です。

発汗、目尻から頬の痛み、耳鳴り、難聴という症状の組合せに注目します。

解説

手の少陽三焦経の病証には、汗が出る、目の外側(目鋭眥)の痛み、頬の痛み、耳鳴り、耳が聞こえにくい(耳聾)、咽の腫れといった症状が挙げられます。この症例の記述と一致します。

三焦経は、薬指(環指)尺側端から起こり、前腕後面を上り、肩から頸部を経て耳の後ろを回り、耳中に入って耳前に出て、目外眥に至ります。この走行から、耳と目尻、頬の症状が現れることが理解できます。

足の陽明胃経の病証は、高熱、口渇、鼻出血、口喎、歯痛、腹満などが中心です。

手の太陽小腸経の病証は、咽の痛み、頷や頬の腫れ、肩から上腕の痛みが中心です。耳の症状もありますが、この症例の発汗と目尻の痛みという組合せは三焦経がより適合します。

足の少陰腎経の病証は、口の熱、舌の乾き、咽の腫れ、腰や大腿内側の痛みなどが中心です。

選択肢の確認

1.足の陽明経
誤り。高熱、口渇、歯痛、腹部症状などが中心です。

2.手の太陽経
誤り。咽の痛み、頷や頬の腫れ、肩上腕の痛みが中心です。

3.足の少陰経
誤り。咽の乾きと腫れ、腰や下肢内側の症状が中心です。

4.手の少陽経
正しい。発汗、目外眥の痛み、頬の痛み、耳鳴り、耳聾という記述に合致します。

覚えるポイント

  • 手の少陽三焦経=薬指尺側端から起こり、耳を巡り目外眥に終わる。
  • 病証=汗が出る、目外眥の痛み、頬の痛み、耳鳴り、耳聾。
  • 耳の症状は三焦経、胆経、小腸経、腎経と関わる。
  • 経脈病証は走行部位の症状と結び付けて覚える。
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