29PM103|第29回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第29回午後(科目未分類)
次の文で示す患者の病証で最もみられる症状はどれか。「42歳の女性。主訴は月経周期の乱れ。子どもの面倒をみながらの在宅勤務でイライラすることが多い。」
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
肝気鬱結の病証に伴う症状を選ぶ問題です。
42歳女性、月経周期の乱れ、育児と在宅勤務によるイライラ、という手がかりから弁証します。
解説
ストレスや情志の抑鬱により肝の疏泄機能が失調すると、気の流れが滞る肝気鬱結となります。イライラ、抑うつ感、脇や乳房の張り、月経周期の乱れ、月経前の乳房脹痛などが特徴です。
このとき代表的にみられるのが**太息(ため息)**です。気の滞りを無意識に吐き出そうとする反応で、肝気鬱結の典型的な所見とされます。
**呵欠(あくび)**は腎の失調や陽気の不足と関連づけられる症状です。
**短気(息切れ)**は気虚、特に肺気虚や心気虚でみられます。
**噴嚔(くしゃみ)**は肺の失調や外邪の侵襲でみられます。
選択肢の確認
1.太息
正しい。気の滞りを解こうとする反応で、肝気鬱結の代表的な症状です。
2.呵欠
誤り。腎の失調や陽気不足と関連づけられます。
3.短気
誤り。気虚(肺気虚、心気虚)でみられます。
4.噴嚔
誤り。肺の失調や外邪の侵襲でみられます。
覚えるポイント
- 肝気鬱結=イライラ、抑うつ、太息、胸脇や乳房の張り、月経不順、脈弦。
- 肝は疏泄を主る。情志の失調はまず肝に影響する。
- 五臓と音声の関係=呼(肝)、笑(心)、歌(脾)、哭(肺)、呻(腎)。
- 気滞が長引くと熱化し、肝火上炎に進むことがある。