29PM127|第29回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第29回午後(科目未分類)
鍼施術で気胸を起こすリスクが最も高い経穴はどれか。
解答・解説を見る
正解: 3
正答
3
この問題のポイント
気胸のリスクを経穴の部位から判断する問題です。
直下に肺があるかどうかを、高さと正中からの距離で考えます。
解説
附分は足の太陽膀胱経の経穴で、上背部、第2胸椎棘突起下縁と同じ高さ、後正中線の外方3寸に取ります。この位置は肋骨の上に重なりますが、肋間から深く刺入すると胸腔に達し、気胸を起こす危険があります。上背部で正中から離れた経穴であるため、選択肢の中で最も気胸のリスクが高くなります。
天宗は手の太陽小腸経の経穴で棘下窩の中央にあり、直下は肩甲骨です。肩甲骨が壁となるため気胸のリスクは低くなります。
身柱は督脈の経穴で、第3胸椎棘突起下縁の陥凹部、後正中線上にあります。直下は棘突起や椎弓であり、気胸のリスクは高くありません。
三焦兪は足の太陽膀胱経の経穴で、第1腰椎棘突起下縁の高さ、後正中線の外方1.5寸にあります。肺の下端より低い位置にあり、この部位で注意すべきなのは腎臓の損傷です。
選択肢の確認
1.天宗
誤り。棘下窩にあり、直下は肩甲骨です。
2.身柱
誤り。後正中線上にあり、直下は棘突起や椎弓です。
3.附分
正しい。第2胸椎の高さで後正中線の外方3寸にあり、深刺により気胸の危険があります。
4.三焦兪
誤り。第1腰椎の高さにあり、注意すべきは腎臓の損傷です。
覚えるポイント
- 気胸のリスクが高いのは、上背部・側胸部・鎖骨周囲で正中から離れた経穴。
- 代表=附分、肺兪、膏肓、大包、中府、雲門、欠盆、肩井。
- 胸背部では斜刺または横刺とし、深刺を避ける。
- 腰部で外方に刺す場合は腎臓の損傷に注意する。