29PM131|第29回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第29回午後(科目未分類)
過活動膀胱の患者に対する治療で、仙髄排尿中枢を介した治療穴として最も適切なのはどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
排尿の神経支配と経穴の位置を結び付ける問題です。
膀胱の排尿反射を司る中枢がどの高さにあるかが鍵になります。
解説
膀胱の収縮を担う副交感神経(骨盤内臓神経)は、仙髄(S2からS4)から出ます。この部位が仙髄排尿中枢です。
中髎は足の太陽膀胱経の経穴で、第3後仙骨孔の部に取ります。仙骨孔からは仙骨神経の後枝が出ており、この部への刺鍼は仙髄分節に対する刺激となるため、仙髄排尿中枢を介した治療穴として最も適切です。過活動膀胱に対する仙骨部への刺激療法の考え方に沿います。
水分は任脈の経穴で、臍中央の上方1寸にあり、上腹部です。
三焦兪は第1腰椎棘突起下縁の高さ、腎兪は第2腰椎棘突起下縁の高さにあり、いずれも腰部で、仙髄の高さではありません。
選択肢の確認
1.水分
誤り。臍中央の上方1寸にあり、上腹部の経穴です。
2.三焦兪
誤り。第1腰椎の高さで、仙髄分節ではありません。
3.腎兪
誤り。第2腰椎の高さで、仙髄分節ではありません。
4.中髎
正しい。第3後仙骨孔にあり、仙髄排尿中枢に対応する部位です。
覚えるポイント
- 仙髄排尿中枢=S2からS4、骨盤内臓神経(副交感)が膀胱を収縮させる。
- 八髎穴=上髎(第1)、次髎(第2)、中髎(第3)、下髎(第4)後仙骨孔。
- 蓄尿は下腹神経(交感、Th11からL2)、外尿道括約筋は陰部神経(体性、S2からS4)。
- 尿閉や発熱、血尿を伴う場合は医療機関の受診を勧める。