29PM133|第29回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第29回午後(科目未分類)
L4-L5間の後外側への椎間板ヘルニアによる下肢の痛みに対する局所治療穴として最も適切なのはどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
椎間板ヘルニアの高位と障害される神経根を結び付け、その領域の経穴を選ぶ問題です。
第4腰椎と第5腰椎の間、後外側への突出という条件から神経根を決めます。
解説
腰椎椎間板ヘルニアで後外側に突出した場合、圧迫されるのは一つ下の番号の神経根です。したがって第4腰椎と第5腰椎の間(L4とL5の間)のヘルニアでは、L5神経根が障害されます。
L5神経根の支配領域(デルマトーム)は、下腿の外側から足背、母趾にかけてです。運動では足関節の背屈や母趾の伸展が弱くなります。
足三里は足の陽明胃経の経穴で、下腿前面、犢鼻の下方3寸、脛骨前縁の外方1横指に取ります。下腿の前外側にあたり、L5領域に対応する局所治療穴として適切です。
承筋は膀胱経の経穴で下腿後面にあり、S1領域に対応します。
陰谷は腎経の経穴で膝窩内側、地機は脾経の経穴で下腿内側にあり、いずれもL4より上位の内側領域に対応します。
選択肢の確認
1.承筋
誤り。下腿後面にあり、S1領域に対応します。
2.陰谷
誤り。膝窩内側にあり、L5領域ではありません。
3.地機
誤り。下腿内側にあり、L5領域ではありません。
4.足三里
正しい。下腿前外側にあり、L5領域に対応する部位です。
覚えるポイント
- 後外側ヘルニアでは一つ下の番号の神経根が障害される(L4/L5ならL5)。
- L5領域=下腿外側から足背、母趾。背屈と母趾伸展が弱くなる。反射は正常。
- S1領域=下腿後面から足の外側、小趾。アキレス腱反射が減弱。
- 膀胱直腸障害や進行する麻痺は緊急性が高い。