29PM137第29回 はり師・きゅう師国家試験 過去問

過去問題(未分類)第29回午後(科目未分類)

次の文で示す症例の原因となる筋への治療穴として最も適切なのはどれか。「13歳の男子。サッカーをしており、最近になり膝前下部の運動時痛と腫脹が認められた。」

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正解: 1

正答

1

この問題のポイント

成長期の膝の障害を推定し、原因となる筋への治療穴を選ぶ問題です。

13歳男子、サッカー、膝前下部の運動時痛と腫脹、という所見に注目します。

解説

成長期のスポーツ少年に、**膝の前下部(脛骨粗面)**の痛みと腫脹が生じるのは、オスグッド・シュラッター病に典型的です。

この障害は、大腿四頭筋の収縮による牽引力が膝蓋腱を介して脛骨粗面の骨端核に繰り返し加わることで生じます。したがって原因となる筋は大腿四頭筋、特に骨盤から起こる大腿直筋です。

髀関は足の陽明胃経の経穴で、大腿前面、大腿直筋、縫工筋、大腿筋膜張筋の間の陥凹部に取ります。大腿直筋の近位にあたり、原因筋への治療穴として適切です。大腿四頭筋のストレッチや柔軟性の改善が対策の中心になることとも合致します。

箕門は脾経の経穴で大腿内側(縫工筋と長内転筋の間)、豊隆は胃経の絡穴で下腿前外側、三陰交は脾経の経穴で下腿内側にあり、いずれも大腿四頭筋には対応しません。

選択肢の確認

1.髀関
正しい。大腿前面にあり、大腿直筋への治療穴として適切です。

2.箕門
誤り。大腿内側にあり、内転筋群や縫工筋に関係します。

3.豊隆
誤り。下腿前外側にあり、前脛骨筋などに関係します。

4.三陰交
誤り。下腿内側にあり、後脛骨筋などに関係します。

覚えるポイント

  • オスグッド・シュラッター病=成長期、脛骨粗面の痛みと隆起、大腿四頭筋の牽引が原因。
  • 対策=運動量の調整、大腿四頭筋のストレッチ、アイシング。
  • 髀関=大腿前面、大腿直筋の近位(胃経)。
  • 成長期の同様の障害=踵のシーバー病、肘の野球肘、腰椎分離症。
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