29PM138|第29回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第29回午後(科目未分類)
スポーツ障害と罹患筋に対する局所治療穴の組合せで適切なのはどれか。
解答・解説を見る
正解: 1
正答
1
この問題のポイント
スポーツ障害と罹患筋を対応させ、その筋の上にある経穴を選ぶ問題です。
障害名から傷つく組織を特定し、経穴の位置と照合します。
解説
**シンスプリント(脛骨過労性骨膜炎)**は、走行やジャンプの繰り返しにより脛骨内側の中下部に痛みが生じる障害です。後脛骨筋やヒラメ筋、長趾屈筋の牽引による骨膜の炎症が関与します。
三陰交は足の太陰脾経の経穴で、下腿内側、脛骨内縁の後際、内果尖の上方3寸に取ります。まさに後脛骨筋などがある部位であり、シンスプリントの局所治療穴として適切です。
**ジャンパー膝(膝蓋腱炎)**は大腿四頭筋と膝蓋腱の障害で、梁丘など膝の前面の経穴が対応します。足三里は下腿前面で前脛骨筋の部位であり適しません。
フォアハンドテニス肘は上腕骨内側上顆炎で、前腕の屈筋・回内筋群が罹患します。少海など内側の経穴が対応し、外側にある曲池は**バックハンドテニス肘(外側上顆炎)**に対応します。
野球肩は腱板や関節唇の障害が中心で、雲門は鎖骨下窩にあり適しません。
選択肢の確認
1.シンスプリント-三陰交
正しい。脛骨内縁後際にあり、後脛骨筋などへの局所治療穴として適切です。
2.ジャンパー膝-足三里
誤り。罹患するのは大腿四頭筋と膝蓋腱で、足三里は前脛骨筋の部位です。
3.フォアハンドテニス肘-曲池
誤り。フォアハンドテニス肘は内側上顆炎で、曲池は外側にあります。
4.野球肩-雲門
誤り。雲門は鎖骨下窩にあり、腱板の部位ではありません。
覚えるポイント
- シンスプリント=脛骨内側中下部、後脛骨筋やヒラメ筋の牽引。三陰交が対応。
- バックハンドテニス肘=外側上顆炎(伸筋群)、曲池が対応。
- フォアハンドテニス肘=内側上顆炎(屈筋・回内筋群)、少海が対応。
- ジャンパー膝=膝蓋腱炎、大腿四頭筋の柔軟性改善が対策。