29PM139|第29回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第29回午後(科目未分類)
次の文で示す患者の病証に対し、八脈交会穴の配穴に基づき、手関節近傍の経穴に刺鍼した。もう一か所の刺鍼部位として最も適切なのはどれか。「50歳の男性。主訴は上腹部痛。胸やけと悪心もある。」
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
八脈交会穴の配穴を用いる問題です。
上腹部痛、胸やけ、悪心という「胃・心・胸」の症状から組を決め、手関節近傍の穴の相手を選びます。
解説
八脈交会穴は次の四組で用いられ、それぞれ主治する部位が決まっています。
**公孫(衝脈)と内関(陰維脈)**の組は、胃、心、胸の症状に用います。
後渓(督脈)と申脈(陽蹻脈)の組は、目内眥、項、耳、肩の症状に用います。
足臨泣(帯脈)と外関(陽維脈)の組は、目外眥、頬、頸、肩の症状に用います。
列欠(任脈)と照海(陰蹻脈)の組は、肺系、咽喉、胸膈の症状に用います。
この症例は上腹部痛、胸やけ、悪心という胃と胸の症状であり、公孫と内関の組が適します。手関節近傍に刺鍼したのは内関(前腕前面、手関節掌側横紋の上方2寸)であり、もう一か所は公孫となります。
公孫は足の太陰脾経の絡穴で、足内側、第1中足骨底の前下方、赤白肉際に取ります。選択肢1の記述がこれにあたります。
選択肢の確認
1.足内側、第1中足骨底内側の遠位陥凹部
正しい。公孫であり、内関と組んで胃・心・胸の症状に用います。
2.足内側、内果尖の下方1寸
誤り。照海であり、列欠と組んで肺系と咽喉の症状に用います。
3.足背、第4・第5中足骨底接合部の遠位
誤り。足臨泣であり、外関と組んで目外眥や頸肩の症状に用います。
4.足外側、外果尖の直下
誤り。申脈であり、後渓と組んで項や肩の症状に用います。
覚えるポイント
- 公孫と内関=胃、心、胸の症状。
- 後渓と申脈=目内眥、項、耳、肩。
- 足臨泣と外関=目外眥、頬、頸、肩。
- 列欠と照海=肺系、咽喉、胸膈。