29PM140|第29回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第29回午後(科目未分類)
脾の運化作用を介して湿を除くことにより治療できる痛みはどれか。
解答・解説を見る
正解: 2
正答
2
この問題のポイント
痛みの性質から病因を判断する問題です。
脾の運化を高めて湿を除くことで治るのは、どのような性質の痛みかを考えます。
解説
痛みの性質は、東洋医学では原因を推定する重要な手がかりになります。
重痛は、重だるさを伴う痛みで、湿邪によるものです。湿は重濁の性質をもつため、身体や頭が重く感じられます。湿は脾を困らせるため、脾の運化を高めて湿を除くことが治療方針となります。したがって重痛が正答です。
脹痛は、張ったような痛みで、気滞によるものです。脇や乳房、腹部の張りとして現れ、位置が一定しないこともあります。
刺痛は、刺すような鋭く固定した痛みで、瘀血によるものです。夜間に強まり、押されるのを嫌がります。
隠痛は、鈍く軽い痛みが長く続くもので、虚証によるものです。押されると楽になる(喜按)ことが多くみられます。
選択肢の確認
1.脹痛
誤り。気滞による張るような痛みです。
2.重痛
正しい。湿邪による重だるさを伴う痛みで、脾の運化を高めて湿を除くことで改善します。
3.刺痛
誤り。瘀血による刺すような固定した痛みです。
4.隠痛
誤り。虚証による鈍く持続する軽い痛みです。
覚えるポイント
- 重痛=湿邪、脹痛=気滞、刺痛=瘀血、隠痛=虚証。
- 他に灼痛=熱、冷痛=寒、絞痛=実邪の閉塞。
- 湿は脾を困らす。湿の治療は脾の運化を高めることが基本。
- 押して楽になる(喜按)は虚、嫌がる(拒按)は実。