29PM141|第29回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第29回午後(科目未分類)
次の文で示す患者に対し、八会穴を用いて治療を行う場合、膈兪とともに選穴するのはどれか。「47歳の女性。2か月前からめまいがあり、頭部MRI検査では異常はなかった。疲れやすく、風邪を引きやすい。爪の色が薄く、経血量の減少がある。舌は淡、脈は弱を認める。」
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
八会穴を用いた治療の選穴を問う問題です。
47歳女性、めまい、疲れやすい、風邪を引きやすい、爪の色が薄い、経血量の減少、舌は淡、脈は弱、という所見から病証を判断します。
解説
爪の色が薄い、経血量の減少、めまい、舌が淡いという所見は血虚を示します。血が不足して頭部や爪を養えないために生じます。
一方、疲れやすい、風邪を引きやすい、脈が弱いという所見は気虚を示します。気が不足して衛気の防御作用が弱まっていることを表します。
したがって、この症例は気血両虚と考えられます。
八会穴は、腑会が中脘、臓会が章門、筋会が陽陵泉、髄会が懸鍾、血会が膈兪、骨会が大杼、脈会が太淵、気会が膻中です。
血虚に対しては**膈兪(血会)を、気虚に対しては膻中(気会)**を用いるため、膈兪とともに選穴するのは膻中となります。
選択肢の確認
1.大杼
誤り。骨会であり、骨の病証に用います。
2.膻中
正しい。気会であり、気虚に対して用います。
3.陽陵泉
誤り。筋会であり、筋の病証に用います。
4.懸鍾
誤り。髄会であり、髄の病証に用います。
覚えるポイント
- 八会穴=腑会中脘、臓会章門、筋会陽陵泉、髄会懸鍾、血会膈兪、骨会大杼、脈会太淵、気会膻中。
- 血虚=顔色や爪の色が薄い、めまい、しびれ、経血量減少、舌淡、脈細。
- 気虚=倦怠感、少気、易感冒、自汗、脈弱。
- 気血両虚では気会と血会を組み合わせる。