29PM147第29回 はり師・きゅう師国家試験 過去問

過去問題(未分類)第29回午後(科目未分類)

次の文で示す患者の病証で最も適切なのはどれか。「51歳の男性。2日前に強い寒冷環境で長時間の作業をした後、肩に固定性の痛みとこわばりが生じた。舌は淡、脈は緊を認める。」

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正解: 2

正答

2

この問題のポイント

痺証の分類を問う問題です。

風・寒・湿・熱のどの邪が主となっているかを、痛みの性質と誘因から判断します。

解説

痺証は、風寒湿などの邪が経絡に侵入して気血の流れを妨げ、痛みやしびれを生じる病証です。主となる邪によって次のように分類されます。

**行痹(風痹)**は風邪が主で、痛む場所が移動する(遊走性)のが特徴です。

**痛痹(寒痹)**は寒邪が主で、痛みが激しく固定し、冷えると悪化し温めると軽減します。舌は淡、脈は緊となります。この症例は、強い寒冷環境での作業の後に、固定性の痛みとこわばりが生じ、舌が淡く脈が緊であることから、痛痹に一致します。

**着痹(湿痺)**は湿邪が主で、重だるさと腫れぼったさを伴い、天候の変化で悪化します。

熱痹は熱邪が主で、関節の発赤、腫脹、熱感、激しい痛みを伴い、冷やすと楽になります。

選択肢の確認

1.行痹
誤り。風邪が主で、痛む場所が移動するのが特徴です。

2.痛痹
正しい。寒邪が主で、固定した激しい痛みとこわばり、脈緊がみられます。

3.着痹
誤り。湿邪が主で、重だるさと腫れぼったさが特徴です。

4.熱痹
誤り。熱邪が主で、発赤、腫脹、熱感を伴います。

覚えるポイント

  • 行痹(風痹)=痛みが移動する。痛痹(寒痹)=固定した激しい痛み、温めると軽減。
  • 着痹(湿痺)=重だるい、天候で悪化。熱痹=発赤、腫脹、熱感。
  • 寒邪の性質=凝滞性(痛みを生じる)、収引性(縮こまる)
  • 寒による痺証には温める治療(灸法など)が適する。
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