29PM148|第29回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第29回午後(科目未分類)
次の文で示す病証に対する配穴の組合せで最も適切なのはどれか。「50歳の女性。3週間前に旅行で歩き過ぎて右殿部から大腿外側部のつっぱり感と痛みを自覚した。足先のしびれ、こむら返り、目の疲れも気になる。舌は淡白、脈は細を認める。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
肝血虚の病証と、症状の出ている経脈の両方を考えて配穴する問題です。
50歳女性、右殿部から大腿外側部のつっぱり感と痛み、足先のしびれ、こむら返り、目の疲れ、舌は淡白、脈は細、という所見を統合します。
解説
目の疲れは肝が目に開竅することから、こむら返り(筋の痙攣)は肝が筋を主ることから、いずれも肝の失調を示します。さらに足先のしびれ、舌が淡白、脈が細であることは血の不足を示します。以上をまとめると肝血虚の病証です。
一方、症状のある殿部から大腿外側部は足の少陽胆経の走行部位です。
したがって配穴は、本治として肝の背部兪穴である肝兪を、標治として胆経上の足臨泣(胆経の兪木穴かつ八脈交会穴)を用いる組合せが最も適切です。肝と胆は表裏関係にあり、この点でも整合します。
腎兪と束骨は腎と膀胱経、脾兪と陥谷は脾と胃経、膀胱兪と然谷は膀胱と腎経の組合せであり、この症例の病証と経脈のいずれにも合致しません。
選択肢の確認
1.肝兪-足臨泣
正しい。肝血虚に対する肝兪と、症状のある胆経上の足臨泣の組合せです。
2.腎兪-束骨
誤り。腎と膀胱経の組合せであり、この症例の病証と走行に合いません。
3.脾兪-陥谷
誤り。脾と胃経の組合せです。
4.膀胱兪-然谷
誤り。膀胱と腎経の組合せです。
覚えるポイント
- 肝血虚=目の疲れ、かすみ、こむら返り、しびれ、爪の異常、舌淡、脈細。
- 肝は筋を主り、目に開竅し、血を蔵する。
- 殿部から下肢外側は胆経の走行部位。
- 足臨泣=胆経の兪木穴、八脈交会穴(帯脈に通ずる)。