29PM149|第29回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第29回午後(科目未分類)
次の文で示す患者の経脈病証を原絡配穴法で治療する場合、主証で選穴するのはどれか。「28歳の男性。2か月前から上歯痛や鼻出血、腹鳴がみられるようになり、昨日から舌根部や心窩部が痛み、食事をすると嘔吐するようになった。」
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
原絡配穴法の考え方と、症状から病んでいる経脈を特定する二段階の問題です。
28歳男性、上歯痛、鼻出血、腹鳴、舌根部や心窩部の痛み、食事による嘔吐、という症状を整理します。
解説
上歯痛、鼻出血、腹鳴、心窩部痛、食後の嘔吐は、いずれも足の陽明胃経の病証に挙げられる症状です。胃経は鼻のわきから起こり、上歯に入り、顔面を経て頸から胸腹部を下り、下肢前外側を通ります。この走行と一致します。
原絡配穴法は、病んでいる経脈(主証、主となる経)の原穴と、その表裏関係にある経脈(客証、従となる経)の絡穴を組み合わせる方法です。「主客原絡配穴法」とも呼ばれます。
したがって主証で選穴するのは、足の陽明胃経の原穴である衝陽(足背、第2中足骨底と中間楔状骨の間、足背動脈拍動部)です。相手方として、表裏をなす足の太陰脾経の絡穴である公孫が用いられます。
太白は脾経の原穴、豊隆は胃経の絡穴であり、いずれもこの配穴での主証の穴ではありません。
選択肢の確認
1.公孫
誤り。脾経の絡穴であり、この場合は客証として用いる穴です。
2.太白
誤り。脾経の原穴です。
3.衝陽
正しい。胃経の原穴であり、主証として選穴します。
4.豊隆
誤り。胃経の絡穴です。
覚えるポイント
- 原絡配穴法=主となる経の原穴+表裏の経の絡穴。
- 衝陽=胃経の原穴、足背動脈拍動部。公孫=脾経の絡穴。
- 胃経の病証=上歯痛、鼻出血、口喎、腹満、腹鳴、心窩部痛。
- 上歯は足の陽明胃経、下歯は手の陽明大腸経に関係する。