29PM162|第29回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第29回午後(科目未分類)
押手について正しいのはどれか。
解答・解説を見る
正解: 3
正答
3
この問題のポイント
押手の役割を問う問題です。
刺手と押手のそれぞれが何を担うかを整理します。
解説
押手は、刺鍼する部位を押さえる手であり、次のような役割を担います。
第一に、皮膚の緊張度を調節し、鍼が入りやすい状態をつくることです。皮膚を適度に張ることで、切皮時の抵抗と痛みを減らせます。これが正答にあたる記述です。
第二に、鍼体を支えて鍼が曲がるのを防ぎ、刺入方向と深さを安定させることです。
第三に、消毒した刺入部位を保護し、清潔を保つことです。
第四に、周囲の皮膚を圧迫することで、切皮痛を和らげることです。
押手の圧は、鍼体を挟む圧、皮膚を垂直に押す垂直圧、周囲から中心に向けて皮膚を張る水平圧などに分けて説明されます。選択肢1と2は、これらの用語の対応が正しくありません。
一方、刺入の速度や深さを直接調節するのは刺手の役割です。
選択肢の確認
1.母指と示指が鍼体をつまむ圧を固定圧という。
誤り。用語の対応が適切ではありません。鍼体を挟む圧は別の名称で説明されます。
2.周囲圧に相当するのは水平圧である。
誤り。押手の圧の分類として、この対応は適切ではありません。
3.皮膚の緊張度を調節する。
正しい。押手の基本的な役割の一つです。
4.刺入速度を調節する。
誤り。刺入の速度を調節するのは刺手の役割です。
覚えるポイント
- 押手の役割=皮膚の緊張調節、鍼の支持と方向の安定、清潔の保持、切皮痛の軽減。
- 刺手の役割=鍼の把持、刺入と抜鍼、刺入速度と深さの調節、手技の実施。
- 押手の圧は垂直圧と水平圧に分けて理解する。
- 押手が不安定だと折鍼や刺入方向のずれにつながる。