29PM168|第29回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第29回午後(科目未分類)
痛覚の一次性ニューロンが二次性ニューロンに交代する部位はどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
痛覚の伝導路で、ニューロンが乗り換わる場所を問う問題です。
温痛覚と触圧覚・深部感覚で、乗り換えの場所が異なる点が要点です。
解説
温痛覚の伝導路では、一次ニューロンの細胞体は脊髄神経節にあり、その中枢突起は後根から脊髄に入って脊髄後角で二次ニューロンに乗り換えます。二次ニューロンは脊髄内で交叉して反対側の前側索を上行し(外側脊髄視床路)、視床の後外側腹側核で三次ニューロンに乗り換えて、大脳皮質の体性感覚野に達します。
これに対し、識別性触覚と深部感覚の伝導路では、一次ニューロンは乗り換えずに同側の後索を上行し、延髄の薄束核と楔状束核で二次ニューロンに乗り換えます。その後、延髄で交叉して内側毛帯を上行し、視床を経て体性感覚野に達します。
脊髄前角には運動ニューロンの細胞体があり、感覚の中継の場ではありません。
選択肢の確認
1.脊髄前角
誤り。運動ニューロンの細胞体がある部位です。
2.脊髄後角
正しい。温痛覚の一次ニューロンが二次ニューロンに乗り換える部位です。
3.薄束核
誤り。下半身からの深部感覚と識別性触覚が乗り換える延髄の核です。
4.楔状束核
誤り。上半身からの深部感覚と識別性触覚が乗り換える延髄の核です。
覚えるポイント
- 温痛覚=脊髄後角で乗り換え、脊髄内で交叉して前側索を上行。
- 識別性触覚・深部感覚=後索を同側性に上行し、延髄の薄束核・楔状束核で乗り換えて交叉。
- 薄束は下半身、楔状束は上半身からの線維を含む。
- 交叉の高さの違いが、脊髄半側障害(ブラウン・セカール症候群)の所見を説明する。