29PM170|第29回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第29回午後(科目未分類)
血管内皮細胞で産生され、血管平滑筋を弛緩させる物質はどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
血管内皮由来の血管弛緩因子を問う問題です。
血管内皮細胞そのものがつくる物質はどれかを選びます。
解説
一酸化窒素(NO)は、血管内皮細胞でL-アルギニンから一酸化窒素合成酵素の働きによって産生されます。産生されたNOは隣接する血管平滑筋に拡散し、細胞内のサイクリックGMPを増やして平滑筋を弛緩させ、血管を拡張します。内皮由来血管弛緩因子として知られ、血流量の調節に重要な役割を果たします。
刺鍼による局所の血流増加にも、軸索反射で放出された神経ペプチドとともにNOが関与すると考えられています。
セロトニンは血小板などから放出され、血管の収縮や発痛に関わります。
アセチルコリンは副交感神経の伝達物質で、血管内皮に作用してNOの産生を促すことで間接的に血管を拡張させますが、内皮細胞で産生される物質ではありません。
ノルアドレナリンは交感神経の伝達物質で、血管平滑筋のα受容体に作用して血管を収縮させます。
選択肢の確認
1.一酸化窒素(NO)
正しい。血管内皮細胞で産生され、平滑筋を弛緩させて血管を拡張します。
2.セロトニン
誤り。血小板などから放出され、血管収縮や発痛に関わります。
3.アセチルコリン
誤り。副交感神経の伝達物質であり、内皮細胞の産生物ではありません。
4.ノルアドレナリン
誤り。交感神経の伝達物質で、血管を収縮させます。
覚えるポイント
- 一酸化窒素(NO)=血管内皮由来の血管弛緩因子、平滑筋を弛緩させる。
- 血管収縮に働く物質=ノルアドレナリン、アンジオテンシンII、エンドセリン。
- 血管拡張に働く物質=NO、プロスタサイクリン、CGRP、ブラジキニン、ヒスタミン。
- 刺鍼後の局所血流増加には、軸索反射とNOが関与すると考えられている。