29PM171|第29回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第29回午後(科目未分類)
艾について誤っているのはどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
艾(もぐさ)の原料と成分について、誤った記述を選ぶ問題です。
艾の実体である毛茸と腺毛、そして精油成分の性質を確認します。
解説
シネオールは、ヨモギに含まれる**精油(揮発性の芳香成分)**の一つであり、線維様物質ではありません。したがってこの記述が誤りで、正答です。シネオールは施灸時の特有の香りのもととなり、艾の燃焼時に揮発します。
ヨモギの葉は、裏面に白い綿毛のような**毛茸(T字状毛)**が密生しており、これが艾の主体となります。表面よりも裏面に多く存在します。
毛茸は、精製によって取り出される線維状の構造で、これが多く夾雑物が少ないものほど良質艾となります。
腺毛は精油を含む分泌構造で、柄細胞と頭部からなり、揮発性の精油を蓄えています。この精油が艾の香りに関与します。
なお、良質艾は毛茸の割合が高く、色は淡黄白色で、軽く柔らかく、燃焼温度が低いため透熱灸に適します。
選択肢の確認
1.ヨモギの葉の裏面には毛茸が多い。
正しい記述です。裏面に密生する毛茸が艾の主体となります。
2.毛茸は良質艾に含まれる。
正しい記述です。毛茸の割合が高いほど良質とされます。
3.柄細胞は揮発性の精油を含む。
正しい記述です。腺毛の構造として精油を含みます。
4.シネオールは線維様物質である。
誤った記述であり、これが正答です。シネオールは揮発性の精油成分です。
覚えるポイント
- 艾の主体は葉裏の毛茸、香りのもとは腺毛の精油(シネオールなど)。
- 良質艾=淡黄白色、軽く柔らかい、夾雑物が少ない、燃焼温度が低い。
- 粗製艾=黒っぽい、夾雑物が多い、燃焼温度が高い。
- 良質艾は透熱灸に、粗製艾は温灸や隔物灸に用いられる。