29PM176|第29回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第29回午後(科目未分類)
透熱灸による熱刺激の伝導路はどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
熱刺激(熱痛)の伝導路を問う問題です。
温痛覚がどの経路を上行するかを確認します。
解説
透熱灸による熱刺激は、主に無髄のC線維と細い有髄のAδ線維によって伝えられます。
これらの一次ニューロンは後根から脊髄に入り、脊髄後角で二次ニューロンに乗り換えます。二次ニューロンは脊髄内で交叉して反対側に移り、**外側脊髄視床路(新脊髄視床路)**として前側索を上行します。視床の後外側腹側核で三次ニューロンに乗り換え、大脳皮質の体性感覚野に達します。したがって外側脊髄視床路が正答です。
外側皮質脊髄路は錐体路であり、運動の下行路です。
**腹側脊髄視床路(前脊髄視床路)**は主に粗大な触圧覚を伝える経路とされます。
後索路は識別性触覚と深部感覚(振動覚、位置覚)を、同側性に延髄まで上行する経路です。
選択肢の確認
1.外側皮質脊髄路
誤り。錐体路であり、運動の下行路です。
2.外側脊髄視床路
正しい。温痛覚を伝える上行路であり、熱痛情報はここを上行します。
3.腹側脊髄視床路
誤り。主に粗大な触圧覚を伝えます。
4.後索路
誤り。識別性触覚と深部感覚を伝えます。
覚えるポイント
- 温痛覚=脊髄後角で乗り換え、脊髄内で交叉して外側脊髄視床路を上行。
- 識別性触覚・深部感覚=後索を同側性に上行し、延髄で交叉。
- 熱刺激の受容にはTRPV1が関与する。
- 熱痛の伝導は主に**C線維(IV群)**による。