29PM179|第29回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第29回午後(科目未分類)
透熱灸によって血圧上昇をきたす反射の遠心路を構成する神経線維はどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
体性-自律神経反射の経路のうち、遠心路を構成する神経線維を問う問題です。
反射の効果器が何かを考えると、線維の種類が決まります。
解説
透熱灸による侵害刺激は、Aδ線維やC線維によって脊髄に伝えられ、脊髄や上位中枢を介して交感神経の活動を高めます。その結果、血管が収縮して血圧が上昇します。これが体性-自律神経反射(体性-交感神経反射)です。
このとき遠心路を構成するのは交感神経です。交感神経の経路のうち、節前線維は細い有髄のB線維、節後線維は無髄のC線維です。効果器である血管平滑筋に最終的に働きかけるのは節後線維であるため、遠心路を構成する神経線維はC線維となります。
Aα線維は太い有髄線維で、骨格筋の運動(α運動ニューロン)や筋紡錘からの求心性線維(Ia)にあたります。
Aβ線維は触圧覚や振動覚を伝える求心性線維です。
Aδ線維は細い有髄の求心性線維で、鋭い痛みや温度覚を伝えます。これは求心路側の線維であり、遠心路ではありません。
選択肢の確認
1.Aα線維
誤り。骨格筋を支配する運動線維や筋紡錘からの求心性線維です。
2.Aβ線維
誤り。触圧覚を伝える求心性線維です。
3.Aδ線維
誤り。鋭い痛みや温度覚を伝える求心性線維で、この反射では求心路側にあたります。
4.C線維
正しい。交感神経節後線維は無髄のC線維であり、遠心路を構成します。
覚えるポイント
- 交感神経節前線維=有髄のB線維、節後線維=無髄のC線維。
- 侵害刺激の求心路=Aδ線維とC線維。
- 体性-自律神経反射=体表刺激が内臓や血管の機能に影響する。
- 分節性の反射は同じ脊髄分節で起こりやすい。