29PM96|第29回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第29回午後(科目未分類)
決断を主る臓腑と表裏関係にある臓腑の生理作用はどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
二段階の問題です。まず「決断を主る」臓腑を特定し、次にそれと表裏をなす臓腑の生理作用を選びます。
解説
決断を主るのは胆です。胆は決断力や勇気に関わるとされ、胆が虚すと決断ができない、驚きやすい、不眠といった症状が現れます。
胆と表裏をなすのは肝です。肝と胆はいずれも木に属し、経脈でも足の厥陰肝経と足の少陽胆経が表裏関係にあります。
肝の生理作用は、疏泄を主ることと蔵血を主ることです。蔵血とは、血を貯蔵し、身体の活動状態に応じて全身への血流量を調節する働きを指します。活動時には血を末梢に配り、安静時には肝に貯えます。したがって血流量を調節するという記述が肝の作用として正しくなります。
気を主るのは肺、全身の陽気を主るのは腎(命門の火)、水分代謝を調節するのは肺・脾・腎が協調して行う働きであり、いずれも肝の作用ではありません。
選択肢の確認
1.気を主る。
誤り。肺の作用です。
2.血流量を調節する。
正しい。肝の蔵血の働きであり、胆と表裏をなす臓の作用です。
3.全身の陽気を主る。
誤り。腎(命門の火)に関わる働きです。
4.水分代謝を調節する。
誤り。肺、脾、腎が協調して担う働きです。
覚えるポイント
- 胆は決断を主る。肝と表裏をなす。
- 肝は疏泄と蔵血を主り、血流量を調節する。
- 表裏関係=肝と胆、心と小腸、脾と胃、肺と大腸、腎と膀胱、心包と三焦。
- 胆は六腑でありながら奇恒の腑にも属する。