2PM131|第2回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第2回午後(科目未分類)
次の文で示す患者の治療対象となる経絡はどれか。「40歳の男性。2か月前から胃の膨満感、食欲不振および軟便があり、下腿内側で脛骨の際に沿って陥凹がみられる。」
解答・解説を見る
正解: 3
正答
3
この問題のポイント
消化器症状と下腿内側の経脈走行から、足の太陰脾経を選ぶ症例問題です。
解説
脾は運化を主り、飲食物から気血津液をつくり、清陽を上昇させるとされます。脾の機能が低下すると、胃の膨満感、食欲不振、軟便などが起こります。足の太陰脾経は母趾から下腿内側を上行し、脛骨内側縁の後方を通るため、同部の陥凹・虚弱所見とも一致します。現代医学的には持続する消化器症状の原因を別に評価し、経絡所見だけで診断を確定しません。
選択肢の確認
1.手の厥陰心包経:誤り。心包経は上肢前面を走り、下腿内側や消化器症状の主経ではありません。
2.手の陽明大腸経:誤り。大腸経は上肢外側を走り、下腿内側を通りません。
3.足の太陰脾経:正しい。脾経は下腿内側の脛骨際を走り、食欲不振・腹部膨満・軟便と関係します。
4.足の少陰腎経:誤り。腎経も下腿内側を走りますが、脛骨際の走行と本例の運化失調は脾経が中心です。
覚えるポイント
- 脾は運化を主り、食欲・便通と関係する。
- 脾経は下腿内側、脛骨内側縁後方を上行する。
- 消化器症状と経脈走行の両方を手掛かりにする。