2PM134|第2回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第2回午後(科目未分類)
次の文で示す患者の治療対象となる主たる経絡はどれか。「53歳の男性。慢性の腰下肢痛があり、全身倦怠感、耳鳴および性欲減退を伴う。脈は細くて弱い。」
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
慢性腰下肢痛に全身倦怠感、耳鳴、性欲減退、細弱脈が加わる症例から、腎虚と腎経を選ぶ弁証問題です。
解説
東洋医学で腎は精を蔵し、腰を腎の府とし、耳に開竅し、生殖を主るとされます。腎が虚すと腰膝酸軟、全身倦怠感、耳鳴、性機能低下などが現れ、細く弱い脈は精血や気の不足を示します。したがって主たる治療経絡は足の少陰腎経です。慢性腰下肢痛では、神経根障害、脊柱管狭窄症、腫瘍、感染などの現代医学的鑑別も別に行います。
選択肢の確認
1.足の太陽膀胱経:誤り。膀胱経は腰下肢後面の局所症状には関係しますが、耳鳴・性欲減退・細弱脈をまとめる本証は腎虚です。
2.足の少陰腎経:正しい。腎経は腰、耳、生殖、精の不足に関係し、本例の全身症状と一致します。
3.足の太陰脾経:誤り。脾経の虚では食欲不振、軟便、浮腫などが中心です。
4.足の陽明胃経:誤り。胃経は前面の経脈症状や胃腸症状と関係し、本例の主証ではありません。
覚えるポイント
- 腎は腰の府、耳に開竅し、生殖を主る。
- 腰痛・耳鳴・性欲減退・細弱脈は腎虚を示す。
- 局所経絡と全身の本証を区別する。
- 進行性麻痺や膀胱直腸障害は緊急評価する。