2PM136|第2回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第2回午後(科目未分類)
次の文で示す神経麻痺で、麻痺神経と治療穴との組合せで正しいのはどれか。「母指が外転位で、母指と小指との対立運動が困難である。また母指球の萎縮があり、手掌が扁平となっている。」
解答・解説を見る
正解: 2
正答
2
この問題のポイント
母指球萎縮と母指対立障害から正中神経麻痺を同定し、その走行に近い経穴を選ぶ症例問題です。
解説
母指球筋の多くは正中神経反回枝に支配され、正中神経麻痺では母指対立が困難となり、母指球が萎縮して手掌が扁平な猿手様変形を示します。内関は手の厥陰心包経の絡穴で、手関節掌側横紋上方2寸、長掌筋腱と橈側手根屈筋腱の間にあり、正中神経の走行に近接します。神経麻痺の進行や筋萎縮がある場合は原因検索が必要で、神経近傍への刺鍼では電撃痛を起こしたまま操作を続けません。
選択肢の確認
1.橈骨神経 ― 手三里:誤り。手三里は前腕外側の大腸経穴で、正中神経麻痺との組合せではありません。
2.正中神経 ― 内関:正しい。正中神経麻痺の所見であり、内関は前腕掌側で正中神経に近接します。
3.尺骨神経 ― 支正:誤り。支正は小腸経穴ですが、本例の麻痺神経は尺骨神経ではありません。
4.筋皮神経 ― 消濼:誤り。消濼は三焦経の上腕後面にあり、本例は筋皮神経麻痺ではありません。
覚えるポイント
- 母指対立障害と母指球萎縮は正中神経麻痺を考える。
- 内関は前腕掌側で正中神経に近い。
- 筋萎縮を伴う麻痺は医療機関で原因を評価する。
- 神経近傍で強い放散痛が出たら刺入を調整・中止する。