2PM160第2回 はり師・きゅう師国家試験 過去問

過去問題(未分類)第2回午後(科目未分類)

灸痕化膿の予防として適切でない記述はどれか。

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正解: 3

正答

3

この問題のポイント

灸痕化膿を防ぐための衛生管理と局所管理を問う問題です。出題当時の有痕灸の考え方と、現在の感染予防・熱傷予防を区別します。

解説

灸痕は皮膚の熱傷創であり、細菌感染を防ぐために施灸部と手指を清潔にし、必要な消毒と創部管理を行います。「消毒は不必要である」という記述は明らかに不適切です。灸痕を掻いたり水疱や痂皮を不用意に破ったりすると、細菌が侵入して化膿しやすくなります。

選択肢1と2は、有痕灸を前提とした出題当時の手技上の整理です。同一点へ正確に施灸して熱傷範囲を不必要に広げないこと、弱く不完全な熱刺激で水疱形成を繰り返すより、所定の刺激を確実に行うという考えから、壮数を多くすることが化膿予防として扱われていました。ただし、現在の安全管理では「壮数を多くすればよい」と一律に考えず、皮膚状態と感受性に応じて刺激量を最小限に調整し、熱傷自体を防ぐことが優先されます。

発赤・腫脹・熱感・疼痛が増強する、膿が出る、発熱するなどの感染徴候があれば、施灸を中止して医療機関での評価につなげます。

選択肢の確認

1.正しく同一点に施灸する。:正しい。同一点へ正確に施灸することで、熱傷範囲が不必要に広がることを避けます。
2.なるべく壮数を多くする。:正しいとされる出題当時の整理。有痕灸では弱い不完全燃焼による水疱形成を避けるという考えから、所定の壮数を確実に行うことが化膿予防として扱われました。ただし現在は刺激過剰を避けます。
3.消毒は不必要である。:誤り。灸痕は感染し得る熱傷創であり、手指・皮膚・創部の清潔保持と必要な消毒が重要です。
4.灸痕を掻破しないよう注意する。:正しい。灸痕を掻破すると皮膚障壁が壊れ、細菌感染と化膿の危険が高まります。

覚えるポイント

  • 灸痕は熱傷創であり、清潔操作と感染予防が必要。
  • 灸痕、水疱、痂皮を不用意に掻破しない。
  • 同一点への正確な施灸は熱傷範囲の拡大を防ぐ。
  • 壮数を多くするという記述は出題当時の有痕灸の整理であり、現在は刺激過剰を避ける。
  • 感染徴候があれば施灸を中止し、医療評価につなげる。
2PM1591AM1
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