2PM81|第2回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第2回午後(科目未分類)
肝性昏睡にみられない症状はどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
肝性昏睡、現在でいう肝性脳症にみられる代表的な神経・精神症状を見分ける問題です。意識変容、はばたき振戦、特徴的な口臭と、局在性の運動麻痺を区別します。
解説
重い肝機能障害や門脈体循環シャントでは、アンモニアなどの神経毒性物質の処理が不十分となり、脳機能が障害されます。初期には睡眠リズムの逆転、注意力低下、傾眠などがみられ、進行すると昏睡に至ります。手関節を背屈させたときのはばたき振戦や、独特の肝性口臭も代表的です。一方、両下肢だけが麻痺する下肢対麻痺は肝性脳症の典型ではなく、脊髄病変など別の原因を考えます。意識障害を伴う患者では鍼灸施術を行わず、気道・呼吸・循環を確認して速やかに医療機関へつなぐ必要があります。
選択肢の確認
1.はばたき振戦:正しい所見。はばたき振戦は肝性脳症でみられる代表的な不随意運動です。
2.傾眠傾向:正しい所見。意識レベルの低下により傾眠傾向が現れます。
3.アンモニア口臭:正しい所見。肝不全では揮発性物質などによる特徴的な肝性口臭がみられることがあります。
4.下肢対麻痺:誤り。下肢対麻痺は肝性脳症の典型症状ではなく、脊髄障害などを疑う所見です。
覚えるポイント
- 肝性脳症では意識変容とはばたき振戦を押さえる。
- 肝性口臭は重い肝障害を示唆する。
- 下肢対麻痺は局在性神経障害を考える。
- 意識障害は施術より緊急評価を優先する。