30AM20|第30回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第30回午前(科目未分類)
食道について正しいのはどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
食道の位置、始まり、筋層、上皮を問う問題です。
消化管の中でも食道に特有の構造を確認します。
解説
食道は頸部から胸部を下り、胸部では**縦隔(後縦隔)**を通って横隔膜の食道裂孔を貫き、腹部で胃に続きます。したがって縦隔を通るという記述が正しくなります。
食道は第6頸椎の高さ(輪状軟骨の下縁)で咽頭に続いて始まります。第3頸椎ではありません。
食道の筋層は、上部3分の1が横紋筋、中部が横紋筋と平滑筋の混在、下部3分の1が平滑筋です。したがって食道下部は平滑筋であり、横紋筋ではありません。この構成は、嚥下の口腔相・咽頭相が随意的で、食道相が不随意であることと対応します。
食道の粘膜上皮は、食物の通過による摩擦に耐えるため重層扁平上皮です。多列線毛上皮は気道の上皮です。この上皮の性質から、食道癌では扁平上皮癌が多くなります。
選択肢の確認
1.縦隔を通る。
正しい。胸部では後縦隔を通ります。
2.第3頸椎の高さで始まる。
誤り。第6頸椎の高さで始まります。
3.食道下部の筋層は横紋筋である。
誤り。下部は平滑筋です。上部が横紋筋です。
4.粘膜上皮は多列線毛上皮からなる。
誤り。重層扁平上皮です。
覚えるポイント
- 食道は第6頸椎の高さで始まり、後縦隔を通り、食道裂孔を貫いて胃に続く。
- 筋層は上部が横紋筋、下部が平滑筋。
- 粘膜上皮は重層扁平上皮で、食道癌は扁平上皮癌が多い。
- 生理的狭窄部=起始部、気管分岐部(大動脈弓との交差部)、横隔膜貫通部。