30AM25|第30回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第30回午前(科目未分類)
血管について正しいのはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
動脈と静脈の性質の違いを問う問題です。
抵抗血管と容量血管という役割の違いを押さえます。
解説
静脈、特に四肢の静脈には静脈弁があり、血液が心臓へ向かう一方向にのみ流れるようにして、逆流を防いでいます。弁の機能が損なわれると、血液がたまって下肢静脈瘤の原因になります。したがってこの記述が正しくなります。
血管抵抗は、細動脈で最も大きくなります。動脈系は血流に対する抵抗が大きく、血圧を保つ役割をもつため抵抗血管と呼ばれます。したがって動脈のほうが静脈より血管抵抗が大きくなります。
血液の貯留については、静脈系は壁が薄く伸展性に富み、全身の血液のおよそ6割から7割を保持するため容量血管と呼ばれます。動脈より静脈のほうが多くの血液を貯留します。
歩行時には、下腿の筋の収縮と弛緩が静脈を圧迫して血液を心臓へ押し上げる筋ポンプ作用が働き、静脈還流量は増加します。長時間の立位や座位で還流が減るのとは逆です。
選択肢の確認
1.動脈は静脈より血管抵抗が小さい。
誤り。動脈系、特に細動脈で抵抗が大きくなります。
2.動脈は静脈より多くの血液を貯留する。
誤り。静脈系が全身の血液の大部分を保持します。
3.静脈弁は血液の逆流を防ぐ。
正しい。一方向の流れを保ち、静脈還流を助けます。
4.歩行時には静脈還流量が低下する。
誤り。筋ポンプ作用により増加します。
覚えるポイント
- 細動脈=抵抗血管、静脈=容量血管(全身の血液の6割以上を保持)。
- 静脈弁は逆流を防ぎ、筋ポンプ作用が静脈還流を助ける。
- 静脈還流を促す要因=筋ポンプ、呼吸ポンプ、静脈弁。
- 長時間の同一姿勢は深部静脈血栓症の危険因子となる。