30AM28第30回 はり師・きゅう師国家試験 過去問

過去問題(未分類)第30回午前(科目未分類)

糖質コルチコイドの作用で正しいのはどれか。

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正解: 4

正答

4

この問題のポイント

糖質コルチコイド(コルチゾール)の作用を問う問題です。

ストレスに対応するために身体をどう変化させるかで考えます。

解説

糖質コルチコイドは副腎皮質束状層から分泌され、次のような作用をもちます。

抗炎症作用と免疫抑制作用があり、炎症性サイトカインの産生を抑え、リンパ球を減少させ、毛細血管の透過性亢進を抑えます。この作用を利用して、副腎皮質ステロイド薬が炎症性疾患や自己免疫疾患の治療に用いられます。したがって炎症反応を抑制するという記述が正しくなります。

血糖値については、糖新生を促進し末梢での糖利用を抑えるため、上昇させます。低下ではありません。

血圧については、血管のカテコールアミンに対する感受性を高め、また弱いながらミネラルコルチコイド作用もあるため、上昇させる方向に働きます。

胃酸分泌促進する方向に働き、長期投与では消化性潰瘍が問題になります。

なお、長期投与では中心性肥満、満月様顔貌、骨粗鬆症、易感染性、糖尿病、副腎皮質機能抑制などの副作用が問題となります。

選択肢の確認

1.血糖値を低下させる。
誤り。糖新生を促進し血糖値を上昇させます。

2.血圧を低下させる。
誤り。血圧を上昇させる方向に働きます。

3.胃酸分泌を抑制する。
誤り。胃酸分泌を促進し、消化性潰瘍の原因となりえます。

4.炎症反応を抑制する。
正しい。抗炎症作用と免疫抑制作用をもちます。

覚えるポイント

  • 糖質コルチコイド=血糖上昇、抗炎症、免疫抑制、蛋白異化、脂肪再分布
  • 過剰=クッシング症候群(中心性肥満、満月様顔貌、高血圧、耐糖能異常、骨粗鬆症)。
  • 不足=アジソン病(低血圧、低血糖、色素沈着、易疲労)。
  • ステロイド薬使用者は易感染性と皮膚の脆弱性に配慮が必要。
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