30AM29|第30回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第30回午前(科目未分類)
加齢に伴い増加するのはどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
加齢に伴う生理機能の変化を問う問題です。
多くの機能が低下する中で、増加するものを選びます。
解説
重心動揺は、立位を保っているときの身体の揺れの大きさを示す指標です。加齢により、前庭機能、深部感覚、視覚、下肢筋力、姿勢反射といったバランスに関わる要素がいずれも低下するため、重心動揺は増加します。これは転倒リスクの評価にも用いられる指標です。
副腎皮質ホルモン分泌については、副腎性アンドロゲン(DHEA)などが加齢とともに低下します。
肺活量は、呼吸筋力の低下と胸郭の柔軟性の低下により減少します。一方、残気量は増加します。
神経伝導速度は、有髄線維の変性などにより加齢とともにわずかに低下します。
このほか加齢により低下するものとして、腎血流量、糸球体ろ過量、最大心拍数、基礎代謝、骨密度、免疫機能などがあります。
選択肢の確認
1.副腎皮質ホルモン分泌
誤り。副腎性アンドロゲンなどは加齢とともに低下します。
2.肺活量
誤り。呼吸筋力と胸郭の柔軟性の低下により減少します。
3.神経伝導速度
誤り。加齢とともにわずかに低下します。
4.重心動揺
正しい。バランス機能の低下により増加し、転倒リスクの指標となります。
覚えるポイント
- 加齢で増加=重心動揺、残気量、収縮期血圧、体脂肪率。
- 加齢で減少=肺活量、腎機能、最大心拍数、神経伝導速度、骨密度、筋量。
- 重心動揺の増加は転倒リスクの上昇を示す。
- 転倒予防にはバランス訓練、下肢筋力訓練、環境整備が有効。