30AM36|第30回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第30回午前(科目未分類)
フィブリノゲンの滲出が特徴的なのはどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
炎症の分類を、滲出する成分によって区別する問題です。
滲出物の主体が何かで炎症の型が決まります。
解説
線維素性炎(フィブリン性炎)は、血管透過性が著しく亢進してフィブリノゲンが大量に滲出し、組織中で**フィブリン(線維素)**となって析出する炎症です。線維素性心膜炎(絨毛心)、大葉性肺炎、ジフテリアの偽膜性炎などが代表です。したがってこれが正答です。
漿液性炎は、蛋白質の少ない漿液が主体となる炎症で、熱傷による水疱、鼻カタル、胸水や心嚢液の貯留などがみられます。
化膿性炎は、好中球が大量に浸潤して組織が融解し、膿が形成される炎症です。黄色ブドウ球菌などが起炎菌となり、膿瘍、蜂窩織炎などを起こします。
壊疽性炎は、組織の壊死に腐敗菌の感染が加わって、悪臭を伴う組織の崩壊をきたす炎症です。
選択肢の確認
1.壊疽性炎
誤り。壊死組織に腐敗菌が感染し、悪臭を伴う崩壊をきたします。
2.化膿性炎
誤り。好中球の浸潤と膿の形成が特徴です。
3.漿液性炎
誤り。蛋白質の少ない漿液の滲出が主体です。
4.線維素性炎
正しい。フィブリノゲンが滲出しフィブリンが析出する炎症です。
覚えるポイント
- 線維素性炎=フィブリンの析出。絨毛心、大葉性肺炎、偽膜性炎。
- 漿液性炎=漿液の滲出。水疱、胸水。
- 化膿性炎=好中球と膿。ブドウ球菌、レンサ球菌。
- 肉芽腫性(特異性)炎症=結核、梅毒、サルコイドーシス。