30AM38|第30回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第30回午前(科目未分類)
癌と前癌病変の組合せで正しいのはどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
前癌病変の概念を問う問題です。
癌になりやすい病変と、癌とは関係の薄い良性疾患を区別します。
解説
白板症は、口腔粘膜に生じる白い板状の角化性病変で、こすっても取れないものをいいます。一定の割合で扁平上皮癌へ進展することが知られており、口腔癌の代表的な前癌病変とされます。喫煙、飲酒、義歯や歯による慢性の刺激が誘因となります。したがってこの組合せが正しくなります。
乳腺症は、女性ホルモンの影響による乳腺の良性の変化で、乳房の痛みやしこりを生じますが、一般に前癌病変とはされません。
子宮筋腫は子宮平滑筋由来の良性腫瘍であり、子宮体癌(腺癌)の前癌病変ではありません。子宮体癌の前癌病変としては子宮内膜異型増殖症が挙げられます。
前立腺肥大は、加齢に伴う前立腺の内腺(移行領域)の良性の増大で、排尿障害を起こしますが、前立腺癌(主に外腺・辺縁領域に発生)の前癌病変ではありません。
選択肢の確認
1.乳癌-乳腺症
誤り。乳腺症は良性の変化であり、前癌病変とはされません。
2.口腔癌-白板症
正しい。白板症は口腔の扁平上皮癌の前癌病変です。
3.子宮体癌-子宮筋腫
誤り。子宮筋腫は良性腫瘍であり、前癌病変ではありません。
4.前立腺癌-前立腺肥大
誤り。前立腺肥大は良性の変化であり、前癌病変ではありません。
覚えるポイント
- 白板症=口腔癌(扁平上皮癌)の前癌病変。
- 前癌病変の例=白板症、子宮内膜異型増殖症、大腸腺腫、萎縮性胃炎、バレット食道。
- 子宮筋腫、前立腺肥大、乳腺症は良性であり前癌病変ではない。
- 慢性の刺激や炎症が発癌の背景となることがある。