30AM41|第30回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第30回午前(科目未分類)
鷲手をきたす罹患神経はどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
上肢の末梢神経麻痺と特徴的な手の形を対応させる問題です。
三つの代表的な変形を覚えておくと確実に解けます。
解説
**鷲手(わしで)**は、尺骨神経麻痺でみられる手の変形です。骨間筋と虫様筋(第3・第4)が麻痺するため、中手指節関節が過伸展し、指節間関節が屈曲した鉤爪のような形になります。特に環指と小指で目立ちます。あわせて骨間筋と小指球筋の萎縮により手背や小指球がくぼみ、フローマン徴候が陽性となります。
猿手は正中神経麻痺でみられ、母指球筋の萎縮により母指の対立ができなくなり、手のひらが平らになります。
下垂手は橈骨神経麻痺でみられ、手関節と手指の伸展ができず、手が垂れ下がります。
筋皮神経は上腕二頭筋と上腕筋を支配し、麻痺では肘の屈曲と前腕の回外が弱くなりますが、手の変形は特徴ではありません。
選択肢の確認
1.筋皮神経
誤り。肘の屈曲と前腕回外の障害が主で、手の変形は特徴ではありません。
2.正中神経
誤り。猿手をきたします。
3.橈骨神経
誤り。下垂手をきたします。
4.尺骨神経
正しい。骨間筋と虫様筋の麻痺により鷲手をきたします。
覚えるポイント
- 鷲手=尺骨神経、猿手=正中神経、下垂手=橈骨神経。
- 尺骨神経麻痺=小指側のしびれ、骨間筋の萎縮、フローマン徴候陽性。
- 絞扼部位=尺骨神経は肘部管とギヨン管、正中神経は手根管と円回内筋。
- 橈骨神経は上腕骨中央部での圧迫(上腕骨骨幹部骨折、睡眠時の圧迫)で麻痺しやすい。