30AM43|第30回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第30回午前(科目未分類)
リンパ節腫脹の原因で誤っているのはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
リンパ節腫脹の原因を問う問題です。
リンパ節そのものが腫れる病態と、そうでないものを区別します。
解説
リンパ節が腫れる主な原因は次のとおりです。
感染症では、細菌やウイルスに対する免疫応答としてリンパ節が反応性に腫大します。所属リンパ節が痛みを伴って腫れることが多く、伝染性単核球症や結核、猫ひっかき病などでもみられます。
白血病や悪性リンパ腫では、腫瘍細胞がリンパ節に浸潤して腫大します。痛みを伴わないことが多く、全身性に腫れる傾向があります。
悪性腫瘍の転移では、原発巣の所属リンパ節に癌細胞が転移して腫大します。硬く、周囲と癒着して動きにくいのが特徴です。
これに対し、鼠径ヘルニアは、腹腔内容(腸管など)が鼠径部の弱くなった部分から皮下へ脱出する疾患です。鼠径部に膨隆をつくるためリンパ節腫脹と紛らわしいことがありますが、リンパ節が腫れているわけではありません。したがってこれが誤りであり正答です。
選択肢の確認
1.感染症
誤り(原因である)。免疫応答による反応性の腫大が起こります。
2.白血病
誤り(原因である)。腫瘍細胞の浸潤により腫大します。
3.鼠径ヘルニア
正しい。腹腔内容の脱出であり、リンパ節腫脹ではありません。これが正答です。
4.悪性腫瘍の転移
誤り(原因である)。所属リンパ節への転移により腫大します。
覚えるポイント
- リンパ節腫脹の原因=感染症、悪性リンパ腫、白血病、癌の転移、自己免疫疾患。
- 炎症性=有痛性、軟らかい、可動性あり。腫瘍性=無痛性、硬い、可動性が乏しい。
- 鼠径ヘルニアは腹腔内容の脱出で、嵌頓すると緊急手術が必要になる。
- 無痛性で硬く増大するリンパ節は医療機関の受診を勧める。